「福祉用具法」が制定された背景は、高齢者や障害者が住みなれた地域や家庭で、できるだけ自立し、積極的に社会に参加していくことを可能にするためには、ゴールドプラン(「高齢者保健福祉推進十か年戦略」のことです)などに基づく保健福祉サービスの充実とともに、それぞれの福祉用具の利用を進めることがとても重要になったことでした。

それまでも国では老人福祉法などの「研究開発の推進は国の責務」とする規定や、身体障害者各法の諸規定を踏まえて、研究開発から普及までの総合的な施策の充実に取り組んできました。しかしながら、福祉用具については積極的な研究開発が行われておらず、その普及も十分ではない現状だったのです。